ウルフノート

楽しい嬉しいはっぴー美味しい

イタリア旅行記①(幸せのお裾分け編)

 

4時過ぎに目が覚めた。初めての空港泊だったせいか、あまり眠れなかった。羽田空港を出発する時間は6:10。オンラインチェックインも済ませたし、やることがない。でも今寝たら起きられない気もしたので、旅行の日程の詳細を決めることにする。

 

"秋にイタリアに行きたい、絶対行きます"と半年前から職場で宣言していたものの、飛行機のチケットを実際に取ったのは出発の2日前だ。決めるのがギリギリだったせいで、飛行機が発つ時、宿と移動手段しか決めていなかった。ツアーも特に申し込んでいない。行きたい場所は北の方にある水辺の街、ヴェネツィアと東にあるアコーディオンの町、カステルフィダルドの2箇所だったが、せっかくイタリアに行くのだから、フィレンツェ、ローマも行くことにした。ナポリのピッツァも食べたかったが、それはまた別の機会。

 

飛行機が飛び立つ。機内では、予め購入しておいたarucoと何冊かの電子書籍で、予定の詳細を決める。

8:35に仁川国際空港に到着。ソウル市街に出たいと思ったが、出るには時間が足りなかったのでやめた。韓国にいる人たちは、靴が新品なのか?と思うくらいとてもきれいで、肌のトーンが明るいと感じる。これがK-POPの国か。

 

次に乗るのは10:15発の便。11時間ほど乗ると、マルコポーロ空港に着く。私が選んだのは窓際の席で、お隣に綺麗な若い韓国人カップルと思しき人たちがいた。すごく幸せそうだ。見てるこっちがほっこりする。出発すると食事が出され、食事が終わると機内がナイトモードになった。そうか、イタリアは夜か。眠るべきだと思いつつ、全く眠くなかったので、手元灯をつけて1時間ほど旅行の予定を詰めてから寝た。

 

たっぷり時間があったので、機内で旅行期間5日分の予定が全て決まってしまった。

暇だ。何をしよう。

適当に液晶モニターを見ていたら、ディズニーの実写化アラジンを見れるようなので見ることにした。

 

機内は寒く、こんなに長時間座りっぱなしだと、お手洗いが近くなる。窓側から通路へ道を開けてもらうことが何度かあり、それがきっかけでお隣のカップルと少し話すことになった。お二人は、つい昨日結婚式を挙げたばかりで、ハネムーンで2週間ほどイタリア旅行をするそうだ。幸せの絶頂すぎる。沢山お祝いの言葉を送る。

 

昼食の後、隣のご夫婦がビールを頼んでいた。kloudという、韓国のものらしい。人並みに酒を飲む私は、"韓国のビールって、どんな味ですか?"と奥さんに聞いてみた。

すると、"うーん、なんて言えばいいんだろう、そうだ、奢るよ、飲んでみなよ!"とCAさんを呼んだ。"いやそれは申し訳ないです、大丈夫です"と伝えたら、"折角だし飲んでみて!"と言ってくれて、一缶奢ってもらうことになった。

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お礼を伝えた後、韓国語の乾杯、"チャン!"と言って飲み始める。味は日本のビールと近かった。炭酸が強い辛口ビール、アサヒビール寄り。普段、ビールはゆっくり、少しずつ飲む方だが、その時は早めに飲み切った。私は酒が入って少し陽気になった。

幸せ絶頂のご夫婦から幸せをお裾分けしてもらって、イタリア旅行、良いことしか起こる気がしないぞ。楽しみだな。ワクワクしながらイタリアに着くまでの時間を過ごした。

2019.10.14