ウルフノート

楽しい嬉しいはっぴー美味しい

イタリア旅行記④(おじちゃんズ編)

Italoでヴェネツィアを発って2時間。ボロネーゼで有名なボローニャに到着。といっても、目的地のフィレンツェまでが遠いので、ボローニャでは夕方から滞在、一泊するだけだ。電車の中で十分休憩が取れたので、ゲストハウスにチェックイン後、すぐに出かけた。

天気は生憎の雨。学生が多いこの町で暮らしたらどんな学生生活になるのか、思いを馳せながら40分ほど歩いたら、晩御飯を食べる予定のレストランにたどり着いた。

Osteria dell Orsa。外はもう結構暗く、寒くなっていたけれど、お店の中はお客さんがいっぱいで明るい。相席の席を案内されて、La Bassaというビールを頼む。暖かい店内、ビールでホクホクしていたら、相席の人たちがちらちらこちらを見てくる。うん、アジア人女性が一人でここにいるのは珍しいのかもしれない。その内の一人と目を合わせて会釈したら、「どこから来たの?」と声をかけられた。

相席したのはスウェーデンから来たご夫婦とベルギーから来たおじちゃん&おばちゃん3人組。おじちゃんズはお酒も進んでて陽気だった。EUの話や旅行の話とかをしていた。待望のボロネーゼがやってきた。日本のボロネーゼより肉々しい。隣に座ってるおばさんに、何を食べているか聞いたら食べていたラビオリのスープとトルテリー二のパスタを分けてくれた。味はもちろん、人から分けてもらえたという幸福感で二度美味しかった。

また40分歩いて戻らなければいけなかったので、食事が終わった後、すぐ出ることにした。ご夫婦とおじちゃんズはまだ残るようだ。「ビールを飲むならベルギーでね!来てね!」と言われたので、ベルギーにもいつか行ってみたいと思いながら、お店をあとにした。

 

その日泊まったゲストハウスは、安くて広く、ノマドワーカー向けのゲストハウスだった。外にバーべキュ―セット、カフェ、Cinema室 や会議室もあった。

皆のんびり思い思い過ごしている。こういうゲストハウスは新鮮で面白かった。

けれど、一つ嫌なことがあった。シャワー室の排水溝が詰まっていたのだ。ただでさえお湯がぬるいのに、水が排水されるまで待ってシャワーを浴びて、また排水を待って…を繰り返した。なかなか寒かった。その日は凍えながら眠った。

f:id:framboiseTi:20220507122912j:image