ウルフノート

楽しい嬉しいはっぴー美味しい

イタリア旅行記⑥(アンコーナ編)

フィレンツェを出て2,3時間。次なる経由地、アンコーナに到着。

あまりメジャーな都市ではないので知らない人も多いかもしれないが、東の方に位置する港町だ。駅から降りてまず思ったのは、壁に落書きが多く、治安が悪そう。ちょっと怖いなあと思いながら泊まる予定の宿へ向かった。

 

Booking.comで予約したその宿は町の大通りに面していると地図に書いてあったので、簡単に見つけられるかなと思いながら歩く。だが、一向に看板が見つからない。おかしいなあ。3往復ぐらいして埒が明かないと思ったので、電話したら、どこからともなく女性が現れた。英語で話しかけるが、通じない。困った!と思っていたら、相手が携帯を取り出して、英語を話せる男性とビデオ通話で話せという。なるほど、そういうことね。女性と部屋に向かいながらビデオ通話でチェックインを進める。ジャラジャラと色々ついている鍵を渡される。半手動のエレベーターに乗る。部屋に入って、その女性はそそくさと帰っていった。

…いや、これ、もしかして普通のマンションでは?下の階から子供がワイワイキャッキャする声が聞こえるよ?大丈夫なのかな…

不安になったが、もう他の宿を探す時間もなかったので、そこに泊まることにした。

 

お腹がすいたので、町で見かけた小さなピザ屋さんに入ることにした。

ただの腹ごしらえだったのであまり味は期待しなかったのが、イタリアのビール、PERONIがおいてあって少し嬉しかった。この当時働いていた飲食店がPERONIを扱っていたので、イタリアの空気を吸いながら飲むか!と思って頼んだら、思っていたものと違うものが届いた。日本においてあるものよりなんだか安い感じがする。値段も確かに安い。ネットで確認してみたら、同じPERONIだがだが現地では親しみやすい感じで安く作られているらしい。別物だった。でもその事実を知ることができてよかった。

 

食事後、ホテル(?)に戻って明かりがついていないロビーを通り、部屋の鍵を開けようとした。しかし、おかしい。どうしても鍵が開かない。慌てて他の鍵でも開くか試してみる。しかし、どの鍵でも開かない。時刻21時。さっきの電話にもう一度電話するが、出ない。え…私今日寝れない?いやでも寝たい。仕方なく他の宿を探し始めたら、電話が鳴った。どうやら、来てくれるらしい。彼女が扉を開けてくれた。どうやらコツがいるらしい。先に言ってほしかった…

久々の個室だったので、その夜は急いで眠りについた。

f:id:framboiseTi:20220507164148j:image